あみの東南アジアバックパッカー放浪記。
旅記18 タイ・カンチャナブリー編(T)「戦場にかける橋、エラワン滝滑り」

すっかり4年前の話になりました。
今更ですが、完結に向けて更新再開しようかと思います。
(多分当時のレートが、1バーツ=3円くらい)

カンボジア出発して何時間経っただろう、なんとかバンコクに着いたところ。
出発したのは朝だったのに、たぶんもう夜中で、日付もかわってると思う。
ちょうどカオサンで降りた旅人6人で一緒に行動して、なんとか空いてる宿を発見。
ジャンケンで3組に分かれ、2人部屋づつで部屋をシェアして、一泊100バーツで宿泊。
寝る前にちょっとカオサン通りをぶらぶら。噂に聞いていた通り、夜中でも賑やか。
バーツが無いのでご飯も食べれない。ドル使えないし・・・と困っていたところ
カオサン通りのマックの前にATM発見!困った時の切り札、カード。
普通に使えてバーツ引出しができました。よかった!!これでご飯にありつける。
普段はドルT/Cとドルキャッシュと円を銀行で換金してるけど、ピンチ時にはカードが役立つ。
遅い夕食と、道端で売ってるカットフルーツ(10バーツ)を食べて、2時に就寝。

翌朝起きると、6人はそれぞれ別の目的地へ向かって出発していく。
今回の私の旅の計画は、中国→ベトナム→カンボジア→タイ、と決めてて、
最後の国に着いてしまったから、特にこれからどうしようっていう予定も無くて、
でもあと2週間弱くらいは余裕があるから、どこに行こうか決めかねてた。
ラオスいいよーって旅で出会う人が皆言ってたから、ラオスにしようかと思ったけど、
6人のうち2人はこれからカンチャナブリーに行くらしく、話を聞いてるうちに
おもしろそうで興味を惹かれてついていってみることにした。

バンコク―カンチャナブリーのバス(94バーツ)に乗って、出発!!
カンチャナブリーに着いて、とりあえず宿探し。
「blue star guest house」という宿に決めた。緑が生い茂る中にある
お洒落なバンガローで、ちょっと高いけどどうしよっかって迷って、
でもちょっとくらい贅沢しよう!とテンションが上がり、ここに決めた。
旅仲間3人で1棟シェアして、一人210バーツ。
なんと!クーラーとホットシャワー付いてるんです!!
東南アジアではほとんどずっと水シャワーが続いてたし、クーラーなんて
ついてたことなくて、あっても扇風機だったから、ちょっと感激。



荷物を置いたら、目指すは「戦場にかける橋」の方に歩いていく。
映画は多分見てないけど、有名な名前だから聞いたことある。
実際の名前は「クウェー川鉄橋」といって、第二次世界大戦中に日本軍が
ビルマ・インド進攻作戦のために建設した泰緬鉄道が通っていた、
映画の舞台になった場所。最初に訪れたのは「第二次世界大戦博物館」(30バーツ)
館内は結構広くて、橋の建設に関わる資料や捕虜の姿などが展示されていて、
日本軍に関する記載も結構あって、じっくり見てたら、まわるのに時間がかかった。



その後は、「戦場にかける橋」ことクウェー川鉄橋を歩いて渡る。
さっき博物館でいろいろな資料を読んだ後だから、なんかいろいろ考える。
戦争とか、平和とか、ベトナムの博物館もそうだったけど、考えさせられる。



あとは、こうやって線路を歩いてるとスタンド・バイ・ミーみたいだね、なんて話す。
橋を渡って対岸に行くと、牛の群れが歩いて線路を横切ってきて驚いたり。



あとはゾウがいて、芸をしていた。逆立ちとか、足を組んだりとか。
あんまりゾウに近づくなんてことないから、せっかくなので握手したり、
ゾウと間近で触れ合ってみました。ゾウさんおとなしいです。
ちなみに、ベトナムで数ドルで買ったベトナム国旗Tシャツが目立ってるような気がします。
赤地に黄色い星じゃないだけ、まだよいかな。。。まあ、本人全く気にしてませんが。



その後線路を歩いてまた橋を渡って戻ってたら、向こうから列車がやってくる!
横の避難スペースで通り過ぎるのを待つ。列車の窓から顔を出してる観光客と
みんなハイタッチをして通り過ぎる!ここでは列車はそんなスピードを出してないから、
列車に乗ってる人たち(西洋人が多かった)とHI!といいながらパチパチ手をあわせてた。



カンチャナブリーの町をちょっと散策して、3人でご飯食べて、(麺類、20バーツ)
大好きなマンゴスチン(20バーツ)市場で買ったり、お菓子買ったりして、宿に戻る。
同じ宿に泊まっている人たち集まって10人くらいで、バンガローのテラスみたいな所で
夜中まで話し込んでしまって、またいろんな話が聞けて良かった!
でもそのおかげで、せっかくの貴重なクーラーとホットシャワーを十分に満喫する
時間もないまま、慌ただしく就寝。

翌日。一人の旅人は帰国日が近いのでバンコクに戻って、
もう一人の旅人と一緒にエラワン滝に行ってみることにした。
ピックアップトラックでバスターミナルまで連れて行ってもらって、
そこからカンチャナブリー―エラワン国立公園のバス(35バーツ)に乗る。
エラワン国立公園、なんでここに行こうと思ったのかはよく覚えてないけど、
滝の写真を見せてもらって、それが綺麗だったから、だったような気がする。
エラワン国立公園到着、なんだか人が全然いない。そして天気もあまりよくない。
滝で泳げるらしいので、Tシャツの下には水着を着こんで、そしてビーサンで来た。
山だからかちょっと肌寒い。で、山を登って行くんだけど、予想以上に険しい。
ちょっと歩いたら滝かと思ってたのに、ものすごい険しいハードトレッキング状態。
第1の滝、第2の滝、第3の滝、と登っていく度にいろんな種類の滝がある。



途中手作りの木で作ったような梯子を上ったり、川の中を横切ったり、
渓流の流れに沿って、上流を目指すような形で、どんどん山を登っていく。
途中道に迷うくらい何も無い森で、道に迷いかけて、心配しながら登って行って、
木の根っこの高い段差は手を持って引っ張り上げてもらいながら、歩いていく。
ビーサン(足の指で挟むだけのとてもシンプルなやつ)なんかで登る道じゃない!
足すべってずるずるだし、ちょっとテンションが下がってきた。



やっとのことで頂上について、そしたらちょうど天気が晴れて日が射してきて、
目の前に一番大きな滝が見えて、それがとても綺麗だったから、思わず、感動した。
上の方の水しぶきがキラキラして虹をつくっていて、森の緑と、青い空と相まって、
ずっと眺めていたいような気分になる。今までの苦労も一気に吹き飛ぶ。登って良かった!

せっかくなので滝で泳ぐ!!もちろん。
(この旅の初め、中国の洞窟で買った水着が
こんなに役立つとは!ベトナムでも使ったし)

貴重品は念入りによく見える木の根元に
鍵をかけて置いておいて、滝壺に飛び込む!
自然のウォータースライダー、上の方から滑り降りる。
岩肌はつるつるとしていて、水も結構な量で流れ出る。
結構上の方から滑り下りるとスピードが出てすごく楽しい。
そして最後は滝壺にドボーン!

水は澄んでいて魚も泳いでるし、滝壺は深く、
潜っても潜っても底に辿り着かなかった。

下山して、宿に戻る。昨日洗濯してコテージの手すりに干してたカンボジアで買ったポロシャツと
靴下がなぜか無くなってて、宿の人にも探してもらったけど結局見つからず。悲しい。
あとは、初!タイ式マッサージに行ってみたい!!ということで、もう一人の旅人と一緒に
近くのマッサージのお店に行ってみた。100バーツで全身コース。
カンチャナブリー(小さな町)にちょこんとある小さなマッサージ屋さんで、
あまり外国人旅行者向きじゃないようなこじんまりした地元民用みたいなお店だった。
普通の家の部屋みたいなところで、寝っ転がってると上から踏まれて、腕やら体を引っ張られて、
あんまりマッサージとか外で行ったことがないから、物珍しくて楽しかった。
終わったらびっくりするくらい体がすっきりしてて気持ちよくリフレッシュしてて、
さすがタイ式マッサージ!!と感激。私の方が先に終わったから、もう一人の旅人待ってる間、
店先でお茶を飲みながら子供達とおしゃべりしてた。子供って、言葉があまり通じなくても
ちゃんと会話ができるんだよね。それってなんだか不思議。

で、中山さんという人の家を探してまわる。
カンチャナブリーに来た一番の目的は、中山さん家に泊まるためだった。
カオサンにいる時他の旅人から口コミで聞いたんだけど、ここカンチャナブリーには
中山さんという人が住んでいて、ホームステイを受け入れたり、自然学習教室を開いたり、
しているらしい。そこにぜひ泊まったらいいよ!!とすごくお勧めされていたので、
ずっと探していたのだ。なかなか見つからなくて、迷って迷ってやっと辿り着いた。

次回、中山さん家で出会う沢山の旅人(むしろファミリー)、
サイクリングと滝温泉、そしてまたも沈没の日々、に続く。
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